ブラジルに相続人がいた!

調べてみたらブラジルに移民した親族やその子らが法定相続人となっていた!という場合、初めてのことで何から始めてよいのか分からないことも多いと思います。

そこで、ブラジルに住む相続人がいる手続きに取り掛かる前に、ブラジルが絡む相続のキホンについて知っておきましょう。

アオヤギ行政書士事務所ではブラジル人が含まれる相続手続きについてサポート体制が整っています。分からないことがありましたらお気軽にご相談ください。

まず確認すること

死亡届の戸籍への反映

相続人となっている方に戸籍がある場合、もし亡くなっている事実があるのなら、反映されている必要があります。死亡届はブラジルの日本領事館や日本国内の役所で手続きができます。よく、亡くなった方のお子さんが、親が日本国籍も持っていることを忘れていたり知らないことがあります。そうした場合は、日本側から相続手続きに必要なことを説明して、領事館等で手続きをしてもらいましょう。

ブラジル側の相続人の連絡先を入手

ブラジル側の相続人と連絡を取りながら手続きを進める必要があるため、連絡先を確認しておきましょう。もし、連絡先が分からない場合は、アオヤギ事務所で調査をすることも可能です。

ブラジル側の法定相続人の聞き取り

ブラジルには何人の法定相続人がいるのか、関係を聞き取りましょう。もし亡くなっている方がいる場合は、その下の子に代襲相続が発生している場合があります。

手続きをスムーズに進めるために窓口となる人を一人決めて、協力体制を作ってもらうようにしましょう。

法定相続人の国籍は関係あるか

よく、ブラジルに移民された方やその子の国籍がブラジルとなっているけど相続人になりますか?という質問をいただきますが、日本に住む日本国籍の方が亡くなった相続では、相続人の国籍は関係ありません。日本法に従って進めることとなり、ブラジル国籍の方がブラジルに住んでいたとしても相続人となります。

ブラジルの国籍の方の場合、親子関係や婚姻関係を証明するものは戸籍ではなく出生証明書や死亡証明書、婚姻証明書といったそれぞれのイベントごとの証明書が必要になります。

具体的な手続き

遺産分割協議書や宣誓書の翻訳

ブラジル側の相続人に署名をしてもらう遺産分割協議書や宣誓書は最終的には日本の法務局などに提出するため、提出先が良しとする形式や内容にする必要があります。ただし、ブラジルの相続人が現地の公証役場で署名を受ける際には、ほとんどの公証役場は日本語の文書は受け付けてくれません。そのため、ポルトガル語に翻訳したものにサイン証明をしてもらうことになります。

サイン証明を受けたポルトガル語版の書類は、再度、日本語に翻訳して日本側の機関に提出します。

戸籍の代わりに出生証明書や死亡証明書

ブラジルには戸籍制度がありません。ではどのように身分関係が管理されているのかというと、居住地を管轄する登記所 (Cartório カルトリオ)で各イベントごとに登記がされます。例えば、出生したら出生登記がされて出生証明書が発行されます。死亡したら死亡証明書が発行されます。

相続手続きでは、関係性を証明する時、何を証明した以下によって必要となる証明書が変わります。親子関係の証明なら出生証明書、婚姻関係の証明なら婚姻証明書、死亡の事実なら死亡証明書となります。

相続財産の国際送金

ブラジル側の相続人に相続する財産として送金をする必要性が発生した場合、国内送金のように簡単ではありません。ブラジルは海外からの送金に対してマネーロンダリングの規制が厳しく、更に、まとまった金額になるとブラジル政府への申告についても管理されています。

日本側からブラジル側の銀行に着金しても、何の準備もなかった場合、最悪は引き出すことが出来ない状態になることがあります。

そこで、日本から送金する前に、ブラジルで受け取る方に予めブラジルの銀行と打ち合わせをしてもらい、日本側でブラジルに送る書類が必要な場合は準備をすることになります。

ブラジルの手続きを進めるにあたって

ブラジルは国土は日本の22.5倍です。日本とは比べ物にならないほど広いですね。

そのため都市部以外では、役所一つ行くにも労力と時間がかかることがあります。また、一般的に日本のように役所の手続きがスムーズではありません。長い列、たくさんの手続き、進まない審査。。。。

ブラジルに住んでいたらこうしたことは日常です。国民性としてもおおらかな面がありますので、明日手続きをするよ!といっても来週や再来週になることもあるかもしれません。そこは、グッとこらえてブラジルの方々のペースを忍耐強く見守りつつ、タイミングを見計らって催促することをお勧めします。

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