ブラジルの相続とポルトガル語の翻訳 アオヤギ行政書士事務所

ブラジルの相続 解決事例

  1. ブラジル側の相続人だけで14名、最終的な贈与まで複雑な手続きを要したケース
  2. 成年被後見人が亡くなり、後見をしている弁護士がブラジルに在住しているとみられる相続人を探しているケース
  3. 開発事業に伴い、不動産所有業者がブラジル在住の相続人の調査と共有不動産の買取りを希望しているケース
  4. 遺産分割調停の相手方である姉妹がブラジルで既に亡くなっており、その子が相続人となったケース

1. ブラジル側の相続人だけで14名、最終的な贈与まで複雑な手続きを要したケース

ご相談時の状況

関東在住の日本の方からのご相談。亡祖父の不動産を自身の名義にする段階になり、祖父と亡父が養子縁組をしていないことが判明しました。
ご相談者様が法定相続人に当たらず、ブラジルにも相続人がいることで手続きが更に複雑化することが予想されました。
既に弁護士に相談し、一部の相続人から譲渡証明書などを取りつけていましたがブラジル側の相続人については、言葉の壁の問題がありなかなか進んでいない状況でした。

ブラジル側の手続きの経緯

複雑なケースであることから、当事務所提携のブラジル案件を多数受任している司法書士事務所と共同で手続きを進めました。
まずは、ブラジルでの取りまとめ役として協力的な方に一人キーパーソンになって頂きました。
法定相続人を調査すると、日本側に数十名、ブラジル側に法定相続人2名と代襲相続人12名の相続人が存在していることが分かりました。
ブラジル側の法定相続人には日本の家庭裁判所での相続放棄をしてもらい、代襲相続人には各兄弟の中で代表者1名を決めてその中で遺産分割協議を経て不動産の名義を代表者に変更した後、代表者からご相談者様に持分移転の登記を行いました。
数名、協力を拒み続けて相続分の権利を要求し続ける相続人がいましたが、今回の相続手続きに協力いただくメリットを丁寧に説明しました。

結果

書類のやり取りとブラジル側の数名の相続人への説得で時間を要し、数年単位の時間を要しました。
それでも、裁判を行うよりは時間と費用、労力の面でご相談者様にメリットがあったものと思います。
最終的に、司法書士事務所の方で行った登記手続きが無事完了し、ご相談者様の名義とすることができました。

2. 成年被後見人が亡くなり、後見をしている弁護士がブラジルに在住しているとみられる法定相続人を探しているケース

ご相談時の状況

中国地方在住の弁護士の方からのご相談。成年後見をしていた方が亡くなり、その方には配偶者と子がいないため、さらに戸籍を調査すると被相続人以外の兄弟らは全員、ブラジルに移住したと思われることが判明しました。
手掛かりとなるのは被後見人の戸籍からたどった親や兄弟らの戸籍のみの状況でした。

ブラジル側の調査の経緯

既にブラジルに移民して、ブラジルで亡くなった方の戸籍から、死亡届出人となっている名前をインターネット上で調査しました。
届出人がなされた場所も手掛かりとして、フェイスブック上で届出人やその友達でつながっている家族と思われる方の中から数名に目星をつけて連絡を試みました。
その内一人の方から連絡があり、被相続人の法定相続人の連絡先を教えてもらうことができました。偶然にもその相続人は日本在住であったため、それ以降の相続手続きは相談者の弁護士の方から直接行うことができました。

結果

判明した相続人に相続財産を引き継ぎぐために、家庭裁判所に提出する調査報告書の一部をアオヤギ事務所で作成し、後見人となっていた弁護士の方が後見業務の終了に向けて手続きを進めることができました。

3. 開発事業に伴い、不動産所有業者がブラジル在住の相続人の調査と共有不動産の買取りを希望しているケース

ご相談時の状況

都内の司法書士の方からのご相談。対象の土地が複数名の共有で所有されていたところ、他の所有者については既に不動産業者が買取りを済ませており、残るはブラジルに移住したとみられる方の名義となっている部分のみでした。
ブラジルの相続人は所在不明のため、行方の調査から必要となる状況でした。

ブラジル側の手続きの経緯

相続人は日本国籍を持っているとみられ、当事務所の調査と並行して外務省で在外邦人所在調査を行うことも提案しました。
当事務所のブラジル側の協力を得て相続人の家族を探したところ、相続人のご子息が見つかり連絡が取れるようになりました。
相続人は高齢ではありましたがサイン証明の手続きができる状態とのことで、売渡・買受証書や司法書士への登記委任状、上申書等にブラジルの登記所でサイン証明を受けてもらいました。

結果

無事に買取手続きが進み、買収金額をブラジルに国際送金をすることができました。

4. 遺産分割調停の相手方である姉妹がブラジルで既に亡くなっており、その子が相続人となったケース

ご相談時の状況

九州地方の弁護士の方よりご相談。遺産分割の調停係争中となっている件について、相手方であるブラジルにいると思われる被相続人の姉妹の行方を調べたところ既に亡くなっていることが判明しました。そのお子さんが一人いることは分かっていましたが親族間の交流がなく、メールアドレスがあるのみの状況でした。
弁護士事務所からは言葉の問題から意思疎通ができず、ポルトガル語で連絡を取り調停手続きを進める必要がありました。

ブラジル側の手続きの経緯

無事に連絡が付き、状況を説明してご本人の出生証明書や亡くなった母の死亡証明書を取得していただき、裁判所に提出する相続放棄による脱退申出書や上申書、送達場所届出書をポルトガル語に翻訳、必要なものについてはサイン証明を取得していただきました。

結果

家庭裁判所での必要な手続きが済み、遺産分割調停が成立しました。