<16> 未成年とする連れ子や日系4世は、18歳未満に変更

現在はどうなっている?

日本では、現在の法律では、未成年のきまりが、「20歳未満」となっています。

民法 第四条 年齢二十歳をもって、成年とする

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089

この法律の改正で、来年4月1日以降に、「18歳未満」となります。これが、入管の手続きに影響するケースがあります。

在留資格「定住者」への影響

在留資格「定住者」を具体的に定めている、「定住者告示」の中で、「未成年」であることが要件になっている人達のカテゴリーがあります。

それは、下に、6号のイ、ロ、ハ、ニ の4つです。

この下に、簡単に表にして説明しますので、あきらめないでっ、読んでください。

○出入国管理及び難民認定法第七条第一項第二号の規定に基づき同法別表第二の定住者の項の下欄に掲げる地位を定める件(平成2年法務省告示第132号)

 次のいずれかに該当する者(第一号から第四号まで又は第八号に該当する者を除く。)に係るもの

 日本人、永住者の在留資格をもって在留する者又は日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法(平成三年法律第七十一号)に定める特別永住者(以下「特別永住者」という。)の扶養を受けて生活するこれらの者の未成年で未婚の実子  

 一年以上の在留期間を指定されている定住者の在留資格をもって在留する者(第三号、第四号又は前号ハに掲げる地位を有する者として上陸の許可、在留資格の変更の許可又は在留資格の取得の許可を受けた者を除く。)の扶養を受けて生活する当該者の未成年で未婚の実子

 第三号、第四号又は前号ハに掲げる地位を有する者として上陸の許可、在留資格の変更の許可又は在留資格の取得の許可を受けた者で一年以上の在留期間を指定されている定住者の在留資格をもって在留するものの扶養を受けて生活するこれらの者の未成年で未婚の実子であって素行が善良であるもの

 日本人、永住者の在留資格をもって在留する者、特別永住者又は一年以上の在留期間を指定されている定住者の在留資格をもって在留する者の配偶者で日本人の配偶者等又は永住者の配偶者等の在留資格をもって在留するものの扶養を受けて生活するこれらの者の未成年で未婚の実子

6号を簡単に説明すると

具体的には
日本人、永住者、特別永住者の「扶養を受けて生活する」「未成年」で「未婚」の実の子永住者の子で海外で出生
1年以上の在留期間を持つ定住者の 「扶養を受けて生活する」「未成年」で「未婚」実の子   日系4世、離婚して定住者となった人の子
日系3世、元日本国籍者の孫、この2つの配偶者で、 1年以上の在留期間を持つ定住者の 「扶養を受けて生活する」「未成年」で「未婚」実の子 で、「素行が善良」日系2世、3世、それらの配偶者として定住を持っている人の子
日本人、永住者、特別永住者、 1年以上の在留期間を持つ定住者を持つ、これらの配偶者で、 日本人の配偶者等又は永住者の配偶者等の「扶養を受けて生活する」「未成年」で「未婚」実の子 日本人や永住者、定住者と結婚して、 日本人の配偶者等又は永住者の配偶者等を持つ人の子。いわゆる連れ子。

この4つの項目すべてに、「未成年」であることが要件になっています。

2022年4月以降、未成年が18歳未満に変更されるということは…

現時点では、未成年=20歳未満と定められていますが、2022年4月以降は、上にあげた4つのカテゴリーに登場する日系4世や連れ子は、18歳未満でないといけません。

入管のHPには、新たな入国の際に申請する「在留資格認定証明書」と「在留資格変更」の際に、このカテゴリーに当てはまる定住者の人は、未成年でないとダメ、と赤字で記載されています。

http://www.moj.go.jp/isa/applications/procedures/index_zn3.html

 成年年齢の引下げ等を内容とする「民法の一部を改正する法律」の成立を受け,定住者告示(※)6号各号に規定する「未成年」については,現行の20歳未満から18歳未満に変更になり,令和4年4月1日から実施されます。

 同日以降,18歳以上の方は「未成年・未婚の実子」として新規に在留資格「定住者」で入国することができなくなりますので,現在,17歳以上の方で「未成年・未婚の実子」として本邦への入国をお考えの方は,2021年12月末までを目安として,時間に余裕をもって在留資格認定証明書交付申請をすることをお勧めします。

http://www.moj.go.jp/isa/applications/procedures/index_zn3.html

17歳なら大丈夫か?

今もそうですが、20歳未満とされていても、18歳や17歳だと新たな入国では厳しくみられています。

なぜかというと、17歳はすでに高校生。義務教育を終えて仕事ができる年齢ですよね。定住者のこのカテゴリーには、「扶養を受けて」という要件も入りますが、定住者自体が、活動に制限がないため、実際は、本格的に就労することもできるでしょう。

一定の年齢以上の子を定住者6号で呼び寄せようとするとき、入管は審査の中で、本当に扶養されるのか、就労するのではないか、といった視点でも見ているものと思われます。

ということで、18歳未満だから来日できる、というわけではなく、17歳でも、来日後、学業に専念するなどして、扶養されるという活動を行わなければならず、それを申請の際に証明する必要があります。