ブラジルに住む相続とのポルトガル語による連絡、遺産分割協議書類の翻訳を受任

司法書士さんからの依頼で、ブラジル側の相続手続きのお手伝いをすることになったケースです。

ブラジル側の相続人15名、日本側も含めると数十名の相続人がいる相続手続きでした。

日本国籍のAさんが亡くなり、その娘が親が管理していた不動産の登記を調べたところ、Aさんの親であるBさんの名義となっていることが分かりました。

このケースの依頼者であるAさんの娘さんは、AさんがBさんが再婚した妻の連れ子であり、血がつながっていないことは知っていたものの、養子縁組の手続きをしていないことは、Aさんの相続手続きを始めてから知りました。Aさんが管理していた不動産について、日本側の法定相続人は全員、Aさんの娘らに譲ることに同意していました。しかし、Bさんの血縁者にブラジルに移民した方がおり、その方の子孫として、法定相続人が存在することが調査の結果、分かりました。

娘さんは、ブラジルの日本語が分かる弁護士や日本の弁護士にに相談していましたが、状況が進展していない状況でした。
しかも、ブラジル側の相続人の窓口を担当している相続人一人が日本側の対応に不信感を持っており、当初は相続手続きに協力をしない意向を示していました。

当事務所ではブラジル側の相続人らとのポルトガル語での連絡や、書類の翻訳、送付などを受け持ち、司法書士さんと分担しながらも情報を共有しながら一つの案件に取り組みました。

最初は非協力的であったブラジル側の相続人の窓口の方と、まずは信頼関係を作ることに重点を置き、その後、実際の手続きに協力してもらう窓口になってもらうことになりました。

最終的な段階で、一人、合意を渋る方がおりましたが、根気強く対応したところ、最終的には合意に至り、司法書士事務所の方での手続きも終えることができました。

ブラジルの法定相続人には、遺産分割分として依頼者から送金を行いました。ブラジル側は、マネーロンダリングの監視が厳しく、海外からの送金を厳しく管理しており、一部の相続人が受け取る銀行で、相続を証明する書類を要請されたため、当事務所で相続を証明する文書をポルトガル語で作成し、送付しました。

依頼者からの最初の相談から、実際に不動産の登記が済むまで、数年を要しましたが、裁判となればさらに数年はかかるケースと思われます。

Tags:

Comments are closed

PAGE TOP