ブラジルの相続人を外務省経由で調査する方法

相続人の中にブラジルに移民した親族がいて現在、連絡が取れないとういう場合、以前の記事「ブラジルに移住した相続人の探し方」で書いた方法で探してみるのも一つです。

別の方法として、外務省経由で所在調査があります。外務省 所在調査

条件として、 相続人の方が日本国籍を持っていて生存が見込まれる場合です。

ですので、調査対象者が既に戸籍に死亡している事実が記載されていたり、一般的に亡くなっている年齢の方の場合はこの調査方法は使えません。

また、その下の代の子が存在していることは知っていても、戸籍に掲載されていないと日本国籍の届け出や保留がされていない状態ですので、在外邦人とはならず、この所在調査は使えません。

調査は、その国の日本大使館や領事館が保有する邦人データを元に探すため、どこの国に行方不明の方がいる可能性があるのかをはっきりさせる必要があります。

例えば、 戸籍にその方がブラジルで婚姻したことや戸籍の附票にブラジルの住所が届け出られていると長期間、ブラジルに所在があることが推定できます。また、調査対象者からの手紙に書かれている住所などもブラジルにいることを示せる資料の一つとなります。

また、親族の間で現在の連絡先が分かるものの、単に連絡を取っていない場合は申請が受け付けられません。

申請者は、 三親等内の親族や弁護士(弁護士会 弁護士法第23条の2に基づく照会) から行うことが可能です。

在外公館で調査対象者の所在が判明した場合、その方に調査の目的が伝えられて連絡先を日本側の親族に伝えるための同意を得られた時は、連絡先や住所等の回答が書面で送られます。

もし、調査対象の方が同意をしない場合は、判明はしたけれど同意を得られなかったという回答が届きます。

この調査の申請は無料です。

調査は数か月程度要する場合もありますので、申請を決めたらできるだけ早く動いた方が良いです。

実際にこの所在調査でブラジルの住所地が判明して、ポルトガル語と日本語で記載した手紙を送ったところお子さんらと連絡が取れるようになって相続手続きが進んだケースが何件もあります。

また、相続手続きを進める以外にも、裁判になっているケースでブラジルの行方不明の相続人について調査を尽くしたという公的な資料にもなり得る場合があります。

アオヤギ事務所では様々なケースでブラジル人が関わる相談を受けております。お気軽にご相談ください。

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