外国人の介護人材 ~在留資格「介護」編②~

前回の投稿 在留資格「介護」編①  で在留資格「介護」の基礎的な部分について解説しました。

「介護」の在留資格となるための要件は、①養成施設を卒業し ②介護福祉士の資格を有することです。

この要件は実は、現時点において、なのです。

養成施設以外のルートでも「介護」に

前回も紹介した外国人介護人材の受け入れの仕組み の図を見てください。

左から2番目が「介護」です。

よく見ると、「介護」の中に、<養成施設ルート>と<実務経験ルート>がありますね。

そして、<実務経験ルート>の上に、※法務省令を改正予定 とあります。

具体的には、その下の方を見ると(注2)とあり、「介護分野における技能実習や留学中の資格外活動による3年以上の実務経験に加え、実務研修を受講し、介護福祉士の国家資格に合格した外国人に在留資格を認めること」と詳細が説明されています。

現時点では、介護福祉士の有資格者の中で、養成施設を卒業したルートしか在留資格「介護」を許可されていないところ、法務省令の改正により、実務経験ルートでも介護福祉士の資格を持っていれば「介護」へ変更があり得ることになります。

そもそも介護福祉士制度上、実務経験ルートで介護福祉士の受験資格が認められていて、介護福祉士の資格を取得すれば介護福祉士として働くことができますから、ルートは異なっても介護福祉士としての技能の専門性は証明できているはずです。在留資格「介護」を許可しないことには違和感がありました。

具体的な実務経験ルート

この3年の実務経験は、外国人の場合、技能実習生1号で1年、2号で2年間を介護の職種で予定通り技能実習をしていれば、実務経験の要件である

従業期間3年以上(1,095日)+ 従事日数540日以上 という要件はクリアします。

また、留学生が資格外活動を取得して、例えば大学在学中に3年以上、介護福祉施設で 540日以上 のアルバイトを行えば実務の日数はクリアします。

ポイントなのは、留学生の資格外活動許可は週28時間以内(長期休暇は1日8時間以内)ですが、実務でカウントされるのは、日数だというところです。

なので、この3年で540日というのを週で平均すると3.75日です。週4日、アルバイトに入ることで実務実績は積みあがります。

しかも、留学生の資格外活動許可は長期休暇時は1日8時間の就労が可能なので、更にクリアしやすいです。

この実務経験に加え、実務者研修を受けることで介護福祉士の試験の受験資格が得られます。

参考: 社会福祉振興・試験センター 介護福祉士国家試験受験資格

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