ポルトガル語翻訳者x行政書士 裁判所に提出される書類に関わったケース ②

弁護士の方からのご相談で、関西地方在住のブラジル人の方が交通事故にあい、内縁の方が 損害賠償請求をするにあたり、ブラジル本国に相続人が存在するか確認したい、とのご相談でした。

このブラジルの方の生い立ちが特殊で、ヨーロッパのとある国の出身者の間の夫妻の子としてブラジルで出生したものの複雑な事情を経て、幼少のころに日系ブラジル人と日本人女性の養子として迎えられました。

血統は日系ではありませんが、幼少時の特別養子縁組に当たるため、「日本人の子」として日系ブラジル人として来日に至りました。

出入国管理及び難民認定法(入管法) 別表第二

日本人の配偶者等— 日本人の配偶者若しくは特別養子又は日本人の子として出生した者

この方が日本で生活する中、法律的な婚姻歴はなく子もいないという事は判明したのですが、今回の弁護士さんから相談された時点では養父母は10年以上前に他界されていて他の親族にも連絡が付かない状況でした。

外国人登録制度が採用されていた時には、外国人登録原票の台帳を確認すると本国の住所が記載されているのですが、その住所地をたどっても連絡が取れないケースは多く、今回も既にその住所には連絡がとれず戸籍による特定もできませんでした。

唯一思いついた方法が、入管にご本人が更新手続きのために在留期間の更新申請の手続きなどで申請した書類を開示してその中にあるブラジルの住所が分かればと考えたのですが、古い申請だったため開示することが出来ませんでした。

ブラジル本国のご親族にたどり着くことが出来ませんでしたが、内縁の方から損害賠償訴訟が提起されてこうした捜索の経緯が裁判所に報告され、 最終的に訴訟上の和解が成立したとのことでした。

行政書士として裁判には直接関わることはありませんが、ブラジルの方が関わる件についてお手伝いすることがたまにあります。

一つとして同じケースはありませんので都度、検討を重ねながらご相談を受けています。お困りの際はお気軽にご相談ください。

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